息子の涙
- もりまり
- 1月23日
- 読了時間: 3分
我が家の末っ子長男は
自分の感情が揺さぶられるのが苦手
なので意識してか無意識化
私には分からないけれど
感情が揺さぶられる物事から
目を背けがち
最近、そんな息子の感情が
大きく揺さぶられる出来事があった
主人がケガをして
指から血を流しているところに
息子が仕事から帰宅した
どうしたの?
何があったの?
と心配そうな息子
いつもなら状況を聞いて
そうなんだ…
で終わる(逃げる)のだが
なぜかその時は
目の前の出来事に向き合っていた
そうしたら
息子の顔色がどんどん変わっていき
最終的にはポロポロと涙を流しながら
夕飯を食べていた
あぁ~ 息子の感情が揺さぶられている
ぐるんぐるんとゆれているんだな
息子よ
これが生きているってことだよ
生きるっていうのは
揺れて暴れて乱れるんだよ
辛いよね
悲しいよね
目の前の出来事も
自分の感情が揺れるのも
でもこうやって
優しさや強さを身に付けて行くんだよ
でも不思議なことに
私の目に映る二十を超えた息子は
まるで幼子のようだった
それは常に避けてきた
感情の揺れに触れた目の前の息子は
【感情の揺れ一年生】の
初心者であるからかもしれない
感情の揺れに関しては
幼子と同じくらいの
経験値しかもっていないからね
ある意味、仕方がない
でも最大の理由は
何の曇りもない幼子のような
純粋な気持ちで
父親のケガと
自分の感情に向き合っていたから
だろう
そして
そんな息子の涙は
とてもキレイだった
そのキレイな涙は
私の心を震えさせた
純粋に 素直に 真っすぐに 静かに
自らに向き合い流す涙とその姿は
とても美しかった
ノウハウやテクニックではなく
誰かのマネでもない
裸の感情は
こんなにも人の心に語り掛けるのか
と改めて知り
ある種の感動すら教えてくれた
貴重な涙だった
カウンセリンングをする上で
占いをする上で
私なりに大切にしていることがある
それはメインの文章↑でも触れたが
ノウハウやテクニックや誰かのマネみたいな
小手先やその場しのぎにしかならないような
カウンセリングや占いをしない
ということ
心を裸にし
感情をむき出しにし
揺れて暴れてさらけ出す
きっとそれしか
自らの中にある答えを見つけ
何かを動かす方法はないだろう
と思うから
それだけ芯のある心には
パワーがあるということ
でもこれはかなりツライ
今回の我が家の息子のように
涙を流したり心が痛み
もしかしたらもう二度と立ち上がれないかもと
感じることもあるかもしれない
でもその先には
何かを超越した
癒しの世界が待っている
自らの中に答えがあることを知り
自らを含めた何かを動かす方法を知っている
ということは
強さと心の癒しをもたらす
我が家の息子も
今は避けられても
いつかそうすることが必要な時がくるだろう
避けて逃げるのも悪くはない
それはいずれくる いつか のための
準備期間となるだろうから
ただその いつか は
必ずだれにでもやってくる
その時にはぜひ
裸の心で向き合ってほしい
そして自らの原動力にして
癒しを手にしてほしいと思っている
息子に限らず
誰もが手にしてほしい
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